一問一答

司法試験・予備試験 短答式18 ☆2回以上出題

表意者の意思表示がその真意ではないことを理由として無効とされた場合において,その無効は,善意であるが過失がある第三者に対抗することができる。

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誤り。
表意者の意思表示がその真意ではないこと(心裡留保)を理由として無効とされた場合において,その無効は,善意の第三者に対抗することができません。
第三者は、善意であれば過失の有無を問わずに保護されます。
第三者の保護要件として、無過失を要求していないのは、心裡留保を行った者には、不実の外観を意識的に作り出した点で帰責性が大きく、第三者を保護するのに第三者に無過失を求める必要がないからです。

考え方
心裡留保をした者 vs 第三者   
  ワル        ?

どちらを勝たせるべきか?⇒第三者はおっちょこちょい(過失あり)でも勝たせるべき!