一問一答

司法試験・予備試験 短答式39 ☆2回以上出題

本人から登記申請を委任された者が,その権限を越えて,本人を代理して第三者と取引行為をした場合において,その登記申請の権限が本人の私法上の契約による義務を履行するために付与されたものであり,第三者が代理人に権限があると信ずべき正当な理由があるときは,委任された登記申請の権限を基本代理権とする表見代理が成立する。

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正しい。

委任された登記申請の権限を基本代理権とする表見代理の成立が認められる場合があります。(最判昭46.6.3)

例 登記申請の権限が本人の私法上の契約による義務を履行するために付与されたものであり,第三者が代理人に権限があると信ずべき正当な理由があるとき